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夏の北杜市、八ヶ岳高原大橋から望む南八ヶ岳の山並み

LIVING IN YATSUGATAKE

八ヶ岳で暮らす

山の稜線と、畑の向こうに続く空。
八ヶ岳の風景の中で、どんな一日を過ごすか。

日々の住まいも、週末の別荘も、二拠点生活の家も。
眺めのよさとともに、そこでの過ごし方から土地と家を考えます。

南麓の小淵沢・大泉・清里、西麓の原村・富士見・茅野、南アルプス側の白州・武川。
山のどちら側か、標高がどれくらいかによって、景色や日差し、日々通う道も変わります。
原村や富士見の比較的乾いた空気も、この一帯の魅力の一つです。

眺めたい方角と、冬の日差し。庭へ出る高さと、毎日使う玄関。
土地の特徴を、配置や窓、間取りにどう生かすか。新築住宅・別荘を考える方へのガイドです。

新緑に包まれた北杜市白州の尾白川渓谷と、澄んだ千ヶ淵の流れ

春|白州・尾白川渓谷の新緑

PLACES & CHARACTER

八ヶ岳の、どこに暮らすか

高原の森、田園、駅のある町。身近な景色と日々の暮らしから、エリアを比べます。

小淵沢・長坂
大泉・清里

小淵沢・長坂は、駅のある町から森と田畑が続く南麓のエリア。小淵沢駅やインターが、行き来の入口になります。
大泉・清里は南北の標高差が大きく、田園から林、牧草地へ。清里には開拓と酪農の歴史が残ります。

富士見
原村

富士見は、駅周辺の町から乙事・立沢の田園、富士見高原の森へと続きます。
原村は、八ヶ岳西麓の田畑と、その上に広がる高原の村。払沢などの集落と、ペンションや管理別荘地のある森では、身近な景色が違います。

茅野・蓼科
八ヶ岳東麓

茅野・蓼科は、市街地や麓の集落から高原の別荘地までを含みます。北山という住所でも、標高や環境は大きく異なります。
野辺山・海の口は八ヶ岳の東麓。高原野菜の畑や牧草地と、音楽堂のある森の別荘地があります。

地図の線は市町村界・県境、点は各地名の概略位置です。山梨県の南麓、長野県の西麓・東麓、南アルプス側を分けて見られるように整理しています。各エリアの中でも標高や地形には違いがあります。

白州・武川
須玉・明野

白州・武川は南アルプスの麓。尾白川などの清流、台ヶ原宿、甲斐駒ヶ岳を背にした田園が特徴です。
須玉・明野は、須玉の町や津金の果樹畑、茅ヶ岳西麓の田園へ。八ヶ岳の高原とは違う、開けた農村の景色が広がります。

赤や黄に色づく、八ヶ岳・蓼科周辺の山の木々

秋|蓼科周辺の紅葉

YATSUGATAKE / FIELD GUIDE

八ヶ岳で家を建てる前に

南麓の傾斜、山を望む窓、冬の風、毎日の道。土地の特徴から設計を考えます。

01|斜面

南へ下る土地に、家と庭をどう置くか。

八ヶ岳南麓は、山から南へ下る大きな地形が基本です。南側へ開けた土地では、床を上げて遠くを望む案と、庭に近い高さで畑や草木を感じる案を比べます。眺望を楽しむ部屋、地面へつながる食卓やデッキ。断面図で確かめながら、景色との距離を選んでいきます。

南麓で八ヶ岳を仰ぐ窓は、南の庭へ開く窓と方角が分かれることもあります。立って見る景色と椅子からの目線、隣地の高低差を重ね、窓と居場所の組み合わせを検討します。

下草が枯れ、雪のない時期には、足元の起伏や道路・隣地との高低差も確かめます。下草に覆われて地形を確認できない場合は、所有者の了承を得て、範囲と費用を確認したうえで、購入前の下草刈りを依頼する方法もあります。

02|日射と窓

眺めたい方角と、光を迎える方角を考える。

大泉の年間日照時間は2,249.2時間。気象庁の1991〜2020年平年値からも、日差しに恵まれていることが分かります。ただし、これは大泉の観測地点の値です。敷地では、山を望む方向と、冬の日差しを取り込める方向を、それぞれ確かめます。

窓は大きさだけでなく、床からの高さや軒の深さ、ガラスの性能も大切です。冬は日差しの暖かさを楽しみ、夏は涼しく過ごせるように。夕方の西日には、窓の外で日差しを遮る工夫を考えます。高原の家でも、夏の室温や冷房の必要性を含めて計画します。

03|風と寒さ

眺望を楽しむ場所と、風を避けて過ごす場所を。

冬の北杜では、北西から北の風が八ヶ岳おろしと呼ばれます。周囲が開けた敷地では、現地の風向きと周囲の建物・木立を見て、玄関の向き、建物の形、庭やデッキの囲まれ方を検討します。大きな眺望のある場所と、風を避けて過ごす場所を、家と庭の中につくります。

晴天の多さと冬の冷え込みは、ともにこの地域の条件です。断熱・気密・窓と暖房を一体で考え、足元や窓辺、仕事をする場所の温度まで目を向けます。

基礎の凍結対策と給排水管の埋設は、それぞれ確認が必要です。積雪荷重や地盤、排水の条件も、県・市町村の案内と現地調査に基づいて敷地ごとに確かめます。

蓼科高原の雪景色と、水面に映る木々と赤い鳥居

冬|蓼科高原、雪に包まれる水辺

04|日々の道

朝出かけて、荷物を持って帰る。その一日から。

定住なら通勤・通学、買い物や通院。二拠点生活なら駅から家までの足と、滞在中の仕事や家事。夏の印象とともに、冬の朝の道、除雪の範囲、日陰の凍結も確かめます。新築では、駐車場から玄関・収納・台所へ、庭仕事から洗い場へと、毎日の動きを間取りへつなぎます。

田園の隣は、農の営みのある場所です。農道や水路、作業車の出入り、隣地の将来の使われ方も見て、庭の境界と視線を整えます。建築・景観・農地等の条件、水道・排水・電力・通信の引き込みは、土地を決める前から確認します。

家づくりの進め方を読む →

富士見町の改装住宅 MOKU HOUSEの緑を望むリビング

STORIES OF LIVING

MOKU HOUSE

FUJIMI / RENOVATION

受け継いだ別荘から始まった、富士見の日常。​

東京から富士見へ。親族から譲り受けた別荘を、定住のために改装したMOKU HOUSE。住まい手が暮らす場所を選んだ背景を、施主と和氣の対談でたどる予定です。

移住を考えたきっかけ、毎日の暮らしで大切にしたいこと。この土地でどんな時間を重ねたいかを、独立した記事でご紹介します。

建築実例 MOKU HOUSEを見る →
※住まい手と和氣の対談記事は、現在準備中です。


参考・資料・更新確認|
気象庁|大泉の平年値
北杜市|地勢と気候
北杜市|景観の地域性
原村|土地・気象と村の概要
原村|高原の気候
富士見町|地勢と高原の気候
茅野市|地勢と生活圏
北杜市|建築の条件・雨水・凍結深度
長野県|積雪等の設計条件

写真の出典|

春:尾白川渓谷 / TAKAO_Tsushima(FIND/47) / CC BY 4.0

夏:南八ヶ岳の山並み / 663highland / CC BY 2.5

秋:蓼科の紅葉 / TAKAO_Tsushima(FIND/47) / CC BY 4.0

冬:雪の蓼科高原 / Romain Guy / CC0 1.0

掲載写真は、表示に合わせてトリミング・サイズ調整をしています。

これからの暮らしを、
ここから一緒に。

軽井沢・八ヶ岳を中心に、住宅・別荘の設計を承っています。
土地を探し始めた方も、候補地のある方も。今お考えのことをお聞かせください。
初回のご相談について →

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